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満一歳になりました。

もう2週間近く経ちますが。。。Tも一歳になりました。ドイツに戻ってきて2日後の13日、ハッピーバースデーの歌を日本語、ドイツ語、英語で相変わらず音程狂いまくりの親が合唱。

特別なことは何もしませんでしたが、一年って早いなーと。
無事に育ってくれてることに感謝はもちろんですが、誕生日というより ”一年前のこの日は
痛かったよなー、うれしかったよなー、”という感情がまだ強いです。

時々読んでいる松田道雄先生の ”育児の百科” 1967年に書かれたそうでかなり古い内容もありますがその時代を反映しているようなところもあっておもしろいです。それになんだか勇気もらえるんですよねえ、これ。

1歳のところにこんなことが書いてあったので抜粋します。



お誕生日ばんざい

誕生日おめでとう。
1年間の育児で母親としておおくのことをまなばれたと思う。赤ちゃんも成長したけれども、両親も人間として成長されたことを信じる。

1年をふりかえって、母親の心にもっともふかくきざみこまれたことは、この子にはこの子の個性があるということにちがいない。その個性を世界中でいちばんよく知っているのは、自分をおいてほかにないという自信も生まれたと思う。その自信をいちばん大切にしてほしい。

人間は自分の生命を生きるのだ。いきいきと、楽しく生きるのだ。生命をくみたてる個々の特徴、たとえば小食、たとえばたんがたまりやすい、がどうであろうと、生命をいきいきと楽しく生かすことに支障がなければ、意に介することはない。小食をなおすために生きるな、たんをとるために生きるな。

小食であることが、赤ちゃんの日々の楽しさをどれだけ妨げているか。少しぐらいせきがでても、赤ちゃんは元気であそんでいるではないか。無理にきらいなごはんをやろうとして、赤ちゃんのあそびたいという意志を押さえつけないがいい。せきどめの注射に通って、満員の待合室に赤ちゃんの活動力を閉じ込めないがいい。

赤ちゃんの意志と活動力とは、もっと大きな、全生命のために、ついやされるべきだ。赤ちゃんの楽しみは、常に全生命の活動のなかにある。赤ちゃんの意志は、もっと大きい目標に向って、鼓舞されねばならぬ。

赤ちゃんとともに生きる母親が、その全生命をつねに新鮮に、つねに楽しく生きることが、赤ちゃんのまわりをつねに明るくする。近所の奥さんは遺伝子のちがう子を育てているのだ。長い間かけて自分流に成功しているのを初対面の医者に何がわかる。

”なんじはなんじの道をすすめ。人びとをしていうにまかせよ。”(ダンテ)


松田道雄著 定本育児の百科(中)より。


この方は小児科の先生なんですけどね、とにかくお母さんは自分に自信をもってその子にあった育てかたをしなさい、と言ってます。他の子と比べるなと。離乳食も台所に長時間いて自分の自己満足を満たすよりも、簡単にすませてもっと子供と遊びなさい、などなど。
ふふふ、私に合ってるかも???
でも今も昔もお母さんは試行錯誤しながら、悩みながら、子育てしてるんですね。


さ、楽しくやろうね、T!


満一歳になりました。_b0130092_22163514.jpg

by tsubomi-y | 2009-06-25 15:00 | 報告

どんなときもゆったりかまえて


by tsubomi-y
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